インタビューにご協力いただける方を募集します。
みなさま、こんばんは。
encourage(エンカレッジ)の林です。
前回当社が構築中のオンラインサービスに関する座談会について、ご案内をさせていただきました。
うつ病患者のご家族向けオンラインコミュニティencourage(エンカレッジ)とは?
日本中のうつ病患者のご家族同士が繋がり、悩みや気持ちを共感したり、対応策を共有する「オンラインコミュニティencourage」の構築に取組んでいます。同じ境遇の人たち同士で共感・相談し合うことで前向きな気持ちになれることを目指します。
encourageサービス構築に関する座談会 - 【うつ家族encourage(エンカレッジ)】林晋吾のブログ
今回の座談会の目的は、構築中のウェブサイトが皆さまの抱える課題の解決に貢献できるかを確認することです。 構築中のデモを見ていただき、皆さまから貴重なアドバイスや感想をいただきたいと考えています。また、こちらから質問をさせていただきます。
encourageサービス構築に関する座談会 - 【うつ家族encourage(エンカレッジ)】林晋吾のブログ
<encourageイメージ>
座談会のご案内をさせていただいたところ、日程調整が難しく参加ができないとのご意見をいただきましたので個別のインタビューを開催させていただきます。
インタビューは、皆さまのご都合が良いお時間・場所に伺わせていただきます。
インタビューでどんなことをするの?
インタビューのお時間は1時間程となります。
構築中のウェブサイトのデモを見ていただき、ご意見やご感想をいただけるうつ病の方の配偶者やご家族を募集します。
現在うつ病や双極性障害の方をサポートされているご家族(特に配偶者の方)にご協力をいただけましたら幸いです。
■iインタビュー概要
募集期間: 2017年1月18日(水)~2017年1月30日(月)
インタビュー日時: ご都合にそって調整をさせていただきます。
場所: 同上
所要:1時間
募集対象: うつ病や双極性障害を再発した方と同居されている「配偶者」や「ご家族」の方
募集人数: 10名
インタビューのご登録フォームはこちら
インタビューにご協力を頂ける方は、上記フォームの入力をお願いいたします。
ご入力確認後に、日程に調整についてこちらから連絡をさせて頂きます。
https://goo.gl/forms/cTUfBMzzqAoDuiLo1
お問合せはこちら
株式会社ベータトリップ 担当者:林
e-mail :info@btrip.co.jp
インタビュー内容についてのご不明な点や、サービスについてのご意見やご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ご案内は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
encourageサービス構築に関する座談会
こんにちは。encourage(エンカレッジ)の林です。
久々のブログ更新となりました。
今回は当社が構築中のオンラインサービスに関する座談会について、ご案内をさせていただきます。
座談会では、構築中のウェブサイトのデモを見ていただきご意見や感想をいただける方のご応募をお待ちしています!
皆さまの課題解決に向けたサービスを構築するために、ご協力を頂けましたら幸いです。
うつ病患者のご家族向けオンラインコミュニティencourage(エンカレッジ)とは?
私たちはこの1年間で30名を超えるうつ病患者のご家族にお話を伺ってきました。
お話を伺う中で、うつ病患者のご家族は困ったことやつらい気持ちを身近な人に相談できず、先が見えず不安な気持ちを抱え込んで孤独になっていることを知りました。
しかし、ご家族がこのような悩みや不安を抱え込み、耐え続けるには限界があります
そこで、日本中のうつ病患者のご家族同士が繋がり、悩みや気持ちを共感したり、対応策を共有する「オンラインコミュニティencourage」の構築に取組んでいます。同じ境遇の人たち同士で共感・相談し合うことで前向きな気持ちになれることを目指します。
座談会の概要
日程: 2017年1月22日(日)
時間: 第1部 10時~11時30分
第2部 13時~14時30分
場所:東京都渋谷区神宮前5丁目53−67 コスモス青山コスモスサウス3
対象者: うつ病や双極性障害を再発した方と同居されているご家族(配偶者・パートナーの方など)
定員: 10名(第1部5名、第2部5名)
※第1部or第2部のどちらかを選び、お申込みをお願いいたします。
※お申込みに関する個人情報につきましては、今回のワークショップのみで利用をさせて頂きます。
※キャンセルは開催時間の1時間前まで受付けをしています。ご都合が悪くなった際はお手数ですが、主催者まで直接ご連絡をお願いいたします。
座談会では、どんなことをするの?
今回の座談会の目的は、構築中のウェブサイトが皆さまの抱える課題の解決に貢献できるかを確認することです。
構築中のデモを見ていただき、皆さまから貴重なアドバイスや感想をいただきたいと考えています。また、こちらから質問をさせていただきます。
営業ではございませんので、どうぞご安心ください。
お申込み・詳細情報はこちらから
上記URLから、お申込み・詳細のご確認をお願いいたします。
ご不明点などのお問合せ窓口はこちら
株式会社ベータトリップ 担当者:林
e-mail :info@btrip.co.jp
座談会の内容についてご不明な点等ございましたら、上記までお気軽にお問い合わせください。
ご案内は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
encourageワークショップvol.2
おはようございます。林です。
前回は、ご家族がうつ病となった方向けワークショップ「うつ家族コミュニティencourage」のご紹介と、第1回ワークショップについてお知らせをさせて頂きました。
「うつ家族コミュニティ・encourage(エンカレッジ)」は、ご家族がうつ病になった人たち同士が定期的に集まって、お互いが持つ情報を共有したり、相談し合うコミュニティです。
毎回10名程の定員で、お互いが持つ情報やナレッジを共有していただくことを中心に運営していきます。
10/1(土) 第1回ワークショップを開催します!
▼テーマ
うつ病の方を支えていく中で湧き上がる
「ずっと、もやもやしている・・」「無力感」「先行きが見えず不安・・」といった感情との向き合い方についてです。同じ立場の人に「他の人は、どうしているの?」「誰に相談をしているの?」と話を聞いたり、心の専門家と一緒に対処法を考えていきましょう!
本日は第2回のテーマ「主治医との関わり方」について、ご紹介をさせていただきます!
主治医に聞きたいことが聞けない。。
「ご家族がうつ病となった方」が抱えている課題を理解するために、8月中に13名の方々にインタビューをさせていただきました。
インタビューを通して皆さまに共通する課題がいくつかあがったのですが、その中の一つが「主治医に聞きたいことが聞けない」でした。
多くの方々が当事者(患者)の病院に同行して、当事者にかわって症状について説明をしたり、主治医に治療についての相談をされていますが、
- 今後の治療方針について話を聞きたいが、診察時間が短く十分な時間がない
- 相談をしたいことがまとまらず、何をどのように相談をしていいか分からない
- 緊急ではないが、次回の診察時までに聞きたいことについて気軽に電話で聞けない(薬の内容や量がかわり、体調に変化があった時など)
- 病院をかえたいと思っているが、主治医に遠慮があって紹介状をお願いできない
という問題を抱えているとが分かりました。
そこで、第2回ワークショップのテーマは「主治医との関わり方について」を取り上げたいと思います。
ワークショップvol.2「主治医とのかかわり方」
第2回も参加者同士で相談をし合ったり、お互いが持つ情報をシェアしていただくことが中心となります。
アドバイザーとして、精神科外来のご経験があり、企業や行政の現場でメンタル不調からの復職支援を行っている“産業医の先生”に参加いただく予定です。
参加者同士で分からないことや解決できないことは、アドバイザーに意見をいただくことが出来ます!
ワークショップvol.2概要は以下の通りです。(※変更となる可能性がございます。)場所やお申込み方法等については決定次第、告知をさせていただきます。
テーマ:主治医とのかかわり方
日時:2016年11月20日(日) 13時30分~15時30分
場所:都内を予定
対象者:ご家族がうつ病となった方(うつ病の方と同居している方)
定員:10名程度
料金:500円
第3回のテーマも固まってきましたので、近いうちにご紹介をさせていただきます。
それでは、また!
うつ家族コミュニティ encourageはじめます!
皆さま、こんにちは。
10月から、ご家族がうつ病になった方々向けに新たな活動「うつ家族コミュニティ encourage」をスタートいたしますので、ご案内をさせていただきます。
うつ家族コミュニティ encourageとは?
「うつ家族コミュニティ・encourage(エンカレッジ)」は、ご家族がうつ病になった人たち同士が定期的に集まって、お互いが持つ情報を共有したり、相談し合うコミュニティです。
毎回10名程の定員で、お互いが持つ情報やナレッジを共有していただくことを中心に運営していきます。
また、テーマに応じた専門家をゲストにお招きして、参加者からの疑問におこたえする時間を設けます。現在「産業医の先生」「臨床心理士」「産業カウンセラー」「リワーク事業(うつの方の復職・再就職支援)のコーディネーター」といった専門家に協力をお願いしています。
今後以下のような課題について、ワークショップを定期的に開催いたします。
▼ご家族自身が「もやもやする」「無力感」「先行きが見えず不安」といった感情とどう向き合っていくか。
▼当事者(患者)を支える上で、どういう情報が必要か分からない。自分に合った情報にたどり着けない。
▼治療や処方されている薬ついて、主治医の先生にうまく相談ができない。聞きたいことが聞けない。
▼経済支援制度や相談機関、行政サービスに関して「どういうものがあるの?」や「役に立つの??」等を実際利用したことがある人に話を聞いてみたい。
10/1(土) 第1回ワークショップを開催します!
第1回は10月1日(土)@秋葉原で開催いたします。
お知合いに対象者がいらっしゃる方は、情報をシェアして頂けたら嬉しいです!
また、ワークショップや当社の活動に関心をもって頂ける方は、個別にメール(info@btrip.co.jp)をいただけたら幸いです。
▼概要
日時 :2016年 10月1 日(土)
時間 :午後1時30分~午後3時30分
場所 :東京都台東区台東1-13-9 BRIDD秋葉原
主催者:株式会社ベータトリップ
アドバイザー:三瓶真理子(臨床心理士・産業カウンセラー)
定員 :先着10名
対象者 :ご家族がうつ病になった方(うつ病のご家族と同居している方)
料金 :500円(ソフトドリンク、お菓子をご用意いたします。)
お問合せ:info@btrip.co.jp
▼テーマ
うつ病の方を支えていく中で湧き上がる
「ずっと、もやもやしている・・」
「無力感」
「先行きが見えず不安・・」
といった感情との向き合い方についてです。
同じ立場の人に「他の人は、どうしているの?」「誰に相談をしているの?」と話を聞いたり、心の専門家と一緒に対処法を考えていきましょう!
▼お申込はこちらから
今後の予定が決まり次第、ブログで案内をさせていただきます!
それでは、また。
インタビューに協力をいただける方を探しています!
皆さま、こんにちは。
7/23(土)に「うつ病患者を身近で支える人向けセミナー」を開催しました。
23名の方にご参加をいただき、セミナーを無事に終えることができました。
セミナーで『うつ病患者を支えている方』のお話を伺い、「患者さんとのご関係」や「患者さんの症状の過程」、「患者さんとの同居の有無」等によって、身近で支えている方が抱える問題や必要とするサポートが異なることが見えてきました。
そこで本日は1つ、皆さまにお願いがございます。
ご協力を頂ける方には、 【7/23開催 うつ病患者を身近で支える人向けセミナー】のレポートを共有させて頂きます。
該当する方(うつ病の方を支えているご家族)で、インタビューにご協力をいただける方は、以下URLのご記入をお願いいたします。
https://goo.gl/forms/uEClbC7z59RFhm2s1
また該当する方をご存知の方は、情報のシェアや、URLをご転送頂けたら嬉しいです。
ご不明点、ご質問がございましたら、個別にご連絡を頂ければと思います。
それでは、また進捗のご報告をさせていただきます!
【うつ病患者を支えるあなたに】セミナーを開催いたします
皆さま、おひさしぶりです。
長らくblogが更新できておりませんでしたが、今回は僕(当社)が主催をさせていただくセミナーについて案内をさせていただきます。
起業後、初セミナーを開催!支える人の悩みや孤独を軽減したい
家族や恋人など親しい人がうつ病だと診断された時、患者だけでなく、支える人も、悩んだり迷いを感じたりするケースが多いことでしょう。そうするうちに、患者の回復が思わしくなかったり、患者との関係が悪化することも少なくありません。
うつ病等の気分障害の患者は104.8万人(2008年厚生労働省患者調査調べ)、患者数の増加とともにうつ病について社会的関心は高まっていますが、「身近で支えている人」が抱える悩みや孤独についてはあまり知られていません。セミナーはこうした事態を解決することを目指します。
「うつ病患者を身近で支える人」向けセミナー(無料、先着50名)
セミナーの構成は2つ、【うつ病患者の立場から「患者の気持ちや家族にしてもらってつらかったこと、嬉しかったこと」】、【うつ病を支える立場から「うつ病患者を支える人が抱える問題」「患者を支える上での心構え」「支え方のアイデア・ヒント」】についてお伝えします。
日程 :2016年 7月 23日(土)
時間 :午後1時30分~午後3時30分
場所 :新宿住友スカイルーム47F スカイルーム4
主催者:株式会社ベータトリップ
講演者 :東藤 奏宏(U2Plus Founder・編集長)、伊藤 亜矢子(精神科看護師・ココロミル編集長)
参加者数 :先着50名
対象者 :うつ病患者を身近で支えている人(うつ病患者の家族や恋人、友人)
料金 :無料
お問合せ先:info@btrip.co.jp
◆セミナーの詳細・お申込みはこちら
講演者プロフィール
東藤 奏宏
IT企業勤務時、過労によりうつ病となる。2011年にスカイライトコンサルティング社主催「起業チャレンジ」にて最優秀賞を受賞。賞金300万円により起業。2012年に、うつ病の方へのインターネット認知行動療法コミュニティ「U2plus」を公開。2015年にU2plusを株式会社LITALICOに事業譲渡。現在はうつから回復途上にある。
伊藤 亜矢子
1984年生まれ。自衛隊中央病院高等看護学院卒の、元うつ病の看護師。2015年4月より、精神科看護師へ転身。22歳でうつ病を発症し、寛解と再発を繰り返して今に至る。そんな中、自分自身のうつ病がきっかけで夫もうつになり、現在も療養中。夫婦でうつになるということ、うつ病という病気の現実についてもっと知ってほしいと思い、ブログやウェブメディアを中心に情報発信中。孤独を感じるうつ病患者とその家族を少しでも減らすことが願い。
皆さまのご参加をお待ちしています。
まだ席に余裕がございますので、うつ病の方を身近で支える方のご参加をお待ちしています。また、セミナー情報のシェアを頂けましたら幸いです。
それでは、また進捗を報告いたします!
「家族力」がうつから救う!-ともに戦う「患者と家族」60のケース-
今回はうつ病の患者を支えるご家族に役立つ書籍、【「家族力」がうつから救う!山口律子(宝島社文庫)】を紹介させて頂きます。
著者は「うつ・気分障害の当事者と家族の支援活動」の専門家で、‟ケアする家族”が必要とする情報やノウハウを実際の体験談を踏まえながら紹介されています。紹介されている知恵やアイデア、心構えは実践的で知っておくと気持ちが楽になれると思います。
僕は‟元患者”という立場で読みましたが、患者の症状について本当にリアルに書かれていて、「家族や知人にこんな風に接してもらえたら嬉しいな。」という内容が盛りだくさんでした。
著者略歴
著者の山口律子さんは、うつ・気分障害の当事者と家族の支援活動を行うNPO法人「MDA-JAPAN」の代表。かつては、東京都内の保健所で保健師として、精神障害や気分障害に苦しむ患者や家族のサポートをされていたそうです。
本の内容
全体は5章で構成されていて、各章ごとに関係する情報と「うつ家族体験」が掲載されています。以下に各章の見出しと、僕が特に参考になったと思う情報を一例として本文をそのまま紹介します。
第1章 よくある「うつ家族」の誤解
○気晴らしに誘う
“「たまには飲みに行くか」とか「気分転換に旅行にでも行こうか」などと気晴らしに誘いたくなります。しかし、これは、往々にして逆効果になります。”
“本人は明るくしようにも明るくふるまえません。まるで悪い魔法にかかったかのうように、意欲が出ず、体が動かないのです。自分だけ一人沈んだ存在になっていることを悟り、逆に気分が落ち込むだけです。”
“叱咤や激励は逆効果ですが、対話はときに効果的です。家族や友人はプロのカウンセラーではないので、基本的に傾聴するのがベターでしょう。批判せずに、話を聞くことに徹するのです。”
第2章 「うつ家族」の心構え
“うつ病は、春先の三寒四温のように、すこしずつ回復していきます。暖かい日と寒いを繰り返しながら、やがて暖かい日の方が多くなり、やがで花が咲きだす季節になるのです。”
“うつ病はらせん階段をゆっくり昇るように回復する。何度も同じ風景を見ている気がして、患者も家族も回復の遅さにいらだつことがある、少しずつ回復に向かっていると信じて、あせらないことが大事。”
○自己犠牲は厳禁
“家族は、早く治そうと、つい献身的になりすぎてしまいがちです。結論から言います。うつ病は、家族の自己犠牲では回復しません。”
“一日二十四時間、自分の人生を投げ出してケアしても、うつ病の場合は回復が早くなるわけではありません。”
“支えるのに大変さを感じたら、誰かの助けを借りるべきでしょう。たしかに、相手のために尽くす時間も必要ですが、家族自身もしっかりと自分の時間を大切にした生き方をしないと、うつ病のケアは続きません。「共依存」ではなく、「共に支え合う」という関係性が大切です。”
第3章 「うつ家族」が抱えやすい課題
○家族が社会から孤立する
“うつ病のケアは、一人で抱えるには負担が大きすぎます。周囲や専門職に協力を求めましょう。家族やケアギバー(身のまわりの世話をする人)の心身の負担を軽減することが良い関係を保つ秘訣です。”
“例えば、保健所や精神保健センターは、誰でも無料で利用できる相談機関です。精神科医の相談日(予約制)もありますし、地区担当の保健師や精神保健福祉士の家庭訪問も利用できます。精神科の訪問看護を行っているナースステーションもあります。”
第4章 今すぐ役立つ!「うつ家族」の改善アイデア20
○「暖かな無関心」で接する
“過干渉になると、たいてい症状は悪化します。患者さんは、ほどよい心の距離、ほどよい感情の交流が大切なのです。つかず離れず。ちょっと離れているけど、しっかり見守っている。”
“無関心でいるのは、患者さんのためだけではなく、自分が疲れはてないためでもあるのです。ケアにのめり込みすぎないための心の持ちようでもあります。”
○重大な決断は、すべてあと回し
“会社をやめたい、離婚したい、実家に帰りたい、そのほうが早く回復するはず・・・・など訴えるのは、うつ病患者さんの典型的な言動です。傾聴することは大切ですが、真に受ける必要はありません。”
“「すっかり元気になってから考えよう。それから検討してもぜんぜん遅くない」などと保留にしてください。家族が肝に銘じておくことは、重大な決定はすべてあと回しにするということです。”
第5章 社会復帰へ。「うつ家族の一歩」
○再発しても、家族は絶対あきらめない!
“一度うつになったら、「もう、うつ病にならない」と思うのではなく、「完治しないうつ病でも、乗りこなせば怖くない」と思うようにしましょう。うつ病を「やっかいな病気」から「コントロール可能な病気」に格下げしましょう。”
“家族が見極めなければならないのは、前兆のサインです。再発するきっかけが違ってもサインはだいたい同じです。しかし、患者さんは再発だとはきづきません。うすうす感づいても自己否定するケースが多いからです。再発のサインを見つけられるのは、家族だけなのです。”
感想
同じうつ病に関する情報といっても、「患者」と「家族」では必要な知識や情報が違うのだと改めて感じました。既存の情報メディアでは、情報提供の対象が「患者及びその家族」となっているケースが大半ですので、僕は本書のように「家族」向けに特化した情報提供を行っていきたいと思います。
また、第3章で書かれているように家族が孤立しないように社会にある相談機関を利用することはとても重要だと思いますが、「家族が相談機関の存在を認知していない。」や「相談機関側の情報が不足しており、家族が利用する上でのハードルとなっている。」のではないか感じました。
この辺りは直接取材を行いながら、「どんな人がどういった内容の相談にのってくれるか。」や「利用時間、場所、相談方法」などについて紹介していきたいと思います。
今回は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。